2010年02月27日

楽器の買い替え

今月は、何人かの生徒が続けて、分数楽器をワンサイズ大きいものに買い替えました。

一般には、身長○○pまでが1/4サイズという風に決められているようですが、替えどきは人それぞれに違います。
経験年数、手の大きさ、指の太さや体格などで、タイミングが決まります。

しっかり弾く子の場合は、弓の元から先まで物凄い圧力をかけて楽器を弾き鳴らしますので、サイズの小さい楽器ですと、楽器『が』力負けてしまい悲鳴をあげだします。

そうなったら迷わず、「はい、買い替えましょう」となります。

しかし、身長が規定に達していても、弓先が流れていたり左手でギュッとネックを握りしめて弾いていたりすると、その子は今のサイズの楽器『に』力負けしているということになります。

その状態で買い替えてしまうと、今まで築いてきた基礎が大きく崩れます。

「この本の終わりの曲までしっかり弾けるようになったら買い替えようね!」
となり、買い替え時期は持ち越しです。





1/2サイズに買い替えた生徒は二人。
二人とも楽器屋さんに足を運び、何台かを試し弾きした上で、自分で選びました。

「とりあえず楽器の値段を聞かずに、弾かせてみました。そうしたらこのドイツ製の楽器、子供もママも気に入ったんです。」
とのお話。

新中古の楽器で、どなたかが下取りに出された楽器。誰かが一生懸命練習してくれていたものなので、木が柔らかくなっていてよく楽器が鳴ります。

その子にとっても楽器を自分で選ぶことができた事が、いい刺激になったよう。
「ぼく、今はこの曲をいっぱい頑張る!それでリーディングのコンチェルトを発表会で完璧に弾けるように準備しとく。」

レッスン中も、大好きなリーディングの曲のメロディーに自作の歌詞をつけて、歌って、ご機嫌です。


自分の不得手なことにも、積極的に取り組む姿勢が見られました。














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2010年02月14日

SWING ARM

アメリカでヴァイオリンを習っていた、という女の子が2月からうちに通い始めました。

「どんな風に弾いているか、すこし聴かせてね」というと
向こうの先生に少し教えてもらっていたという「ユーモレスク」を披露してくれました。

まず目についたのは、移弦するときに左の腕を大げさに振って弾くスタイルです。

聞くと、向こうでは「手が硬くなるから」という理由で、子供には「SWING ARM」といて腕を大きく振って指板を押さえるように指導をしておられるとのこと。

このスタイルでは、正しい音程で複雑なパッセージを弾けるようになるには、とても時間がかかる。
しかし、上達を急がないのならば、成人した後も、子供と同じような柔らかい指先でもって、スムーズなポジション移動と豊かなヴィヴラートを身につけることができるようになる。
なぜなら、SWING ARMすると、ヴァイオリンのネックを握り締めることがなくなるからです。

現に、4年生になる彼女の「ユーモレスク」はとっても柔らかで、いかにもヴァイオリンらしい音色。
そばにいる私も、ふっと肩の力が抜けて、心が緩みます。

早い段階で完成を望む、日本人の教育では、このスタイルは受け入れにくいかもしれませんが、一つのアプローチとしてとても参考になりました。


「郷に入っては郷に従え」で、それぞれの国民性や環境に合わせることは、彼女にとっては少し大変なことかもしれない。
しかし、一つの目的地に向かって、いろいろな角度からアプローチすることは、視野が広がり、柔軟な想像力を育ててくれることでしょう。


「ユーモレスクは、サードポジションも使って、もう少し練習しようか。先生がかわって、教え方も変わるけれど、色々な先生のいいところを真似するようにね!」

というと

「はい。この曲好きですから」

とにっこり笑って、お返事してくれました。





 
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2010年01月30日

真似っ子

ヴァイオリンは弓の使い方次第で、いろいろな音質・音色を奏でることができます。

昨日、レッスンを受けた子が楽器図鑑のようなものを持っていましたが、そこにはこのようにヴァイオリンを紹介してありました。
「人の声にもっとも近い音色の出る楽器」

まさにその通りで、手首のバネで軽く飛ばしたり、ひっかけたり、べったり吸付くようにすることで、楽しい気持ちや悲しい表情、飛び跳ねるような躍動感などを表現できます。


生徒と一緒に弾く際は、私も生徒達のできる範囲で、ボーイング(運弓)で表現しようと試みます。

まだまだ弾くのに精一杯、必死で楽器にしがみついている子には難しいですが、少し余裕のある子には、こうします。

「今からこの2小節を弾くから、せんせいとおんなじ様に真似っ子してきて」


すると
耳のいい生徒は、私が弓を飛ばすと、同じ音質で真似っ子。
軽く浮かせて弾くと、またおんなじように真似っ子。
小さくヴィヴラートすると、そこも精一杯の気持ちで真似っ子。


レイトスターターの大人の方には聴き分けが難しいようですが、園児の頃から生のクラッシックに親しんでいる子の耳は素晴らしい。
才能のある子は6〜7歳で、そこまで耳が育っているので、驚きです。
真っ白で透き通るような心を持っていることも吸収力の速さの一因なのでしょう。。




しかし難しい年頃の男の子になってくると、こんな事もあります。
昨日のレッスンでは、何とかボーイングを教えようと、こんな風にいって見本を見せました。

「手首で弓をコロコロと転がすのよ。ホラ、見て!」

すると、一言

「そんなんカッコつけてるみたいで嫌や。」

うーん、成長過程の男の子って本当に難しい。。(^_^;)
物事を見かけで判断せず、良い耳と心の目で本質を捉えることができるのは、一体いつになることやら。(笑)








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2010年01月16日

5回れんしゅうしたら『正』の字を書きましょう

正月休みが明けました。

まだまだ休みボケでいまいち調子が出ないという子もチラホラ。
なかなか生活のリズムを取り戻すのが大変なようです。



子供の生徒さんでは園児の場合は、自宅での練習は親御さんと二人三脚。
しかし小学1・2年生にもなってくると少しづつ親離れしてきます。


年末に一年生の女の子とこんな風にお約束しました。

「この曲は毎日、10回練習してね。おうちで5回れんしゅうしたらお正月の『正』の字を書くこと。10回練習したら『正』『正』と書くのよ。そうすれば何回練習したか分かるから。」

お正月明けての最初のレッスン、楽譜を開けてみると、、

    ・ 
    ・
    ・
12/28『正』『正』
12/29『正』『正』
12/30『正』『正』
12/31『正』『正』

1/2 『正』『正』
1/3 『正』『正』
    ・
    ・
    ・

元旦の日以外、キチンと毎日10回練習してきました。
    
宿題の曲はバッハのガボット ト短調。楽譜の端に、『この曲好き揺れるハート
との書き込みのおまけつきでした。

とっても恥ずかしがり屋で無口な女の子。
ヴァイオリンに関して素質には溢れているので、もう少し真剣に取り組んでくれればと、兼ねてから思っていました。

一年生になってようやく自分の思うようにヴァイオリンを弾き鳴らすことができたのでしょうか。
今まではクラシックに無頓着だったのが、いっぱしの大人のプレイヤーのように、こんな事を口にするようになりました。

「バッハの曲は好き。綺麗な曲が多いもの」

譜読みのややこしいカイザー練習曲も1週間で仕上げてきます。
将来がとっても楽しみです。


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2009年12月28日

好きこそものの上手なれ

今年もクリスマス合奏が無事に終わりました。

「やれやれ合奏会が終わった」とばかりに、充電期間でのんびりする方がおられる傍ら、ますますやる気に火がついた子がいます。

合奏会が終わった次の日から、さっそくレッスンにきて、来年夏の発表会の曲を「これ!」と目標を定め、練習に取り掛かった女の子。
年末年始はおじいちゃんおばあちゃんの家に、ヴァイオリンを持っていって練習するとのこと。
とても熱心です。


また、合奏会では練習が間に合わなかったけれど、
「ニューイヤーコンサートでやってる『ラデッキー行進曲』が弾きたい!楽譜を取りにいってもいいですか?」
という子もいました。
お家でお正月に家族の皆に聴いてもらうそうです。



二人ともとてもヴァイオリンが上手です。人と競争しようと思ったり、無理に背伸びして格好つけたり、自慢しようとしたり、そんなことには興味のない彼女たち。

ただ純粋に音楽が好きで、ヴァイオリンを弾くことが楽しくて仕方ない、合奏することが大好きハートたち(複数ハート)


来年の発表会は彼女達がトリを飾ることでしょう。


「好きこそものの上手なれ」とはこのことですね。


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2009年12月19日

クリスマス合奏の案内

program.jpg
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2009年11月30日

この指とーまれ!

ヴァイオリンの指板を押さえるときの1番指(人差し指)、
「この指とーまれ!」とばかりに、お空を向いていることはないでしょうか。


今日、指導させていただいた小学1年生の女の子の1番指もそう。
園児のころから比べると、急に背が伸び、お姉さんらしくなってきました。かわりに、といってしまっては何ですが、手先は徐々に硬くなってきます。

この現象は、小学生からヴァイオリンを習い始めた子や、園児でも急に体が大きくなった子、特に先を急いで譜を読んでしまう生徒さんに多い。

ヴァイオリンの指板を押さえるには、非常に柔らかくて強い筋が必要で、その為には、小さい紅葉のような可愛いお手手で、簡単なフレーズを忍耐強く、何度も何度も繰り返し、繰り返し。。

その子もお家で繰り返し繰り返し練習している時に、ママが横から、
「1番指がピンと立ってるよ。もっと肘をいれなさい」
と注意すると、猛然と怒って、言うことを聞いてくれないそう。


小学1年生ともなると、ある程度自分の信念をもって練習しているそうで、それを実践しているときに、横から水を差されると、とてもとても腹が立つのだそうです。



「最近は喧嘩になってしまうので、家での練習は子供の自主性にに任せています。その代り、赤鼻のトナカイは10回、雪だるまのフロスティは10回、と具体的に練習回数を紙に書いて、宿題にしてください」

と親御さんからのお願いを受けて、今日もレッスンの終わりに、練習回数を約束してきました。


想像力が豊かで、とても頭のいい女の子。
「鉄腕アトム」の和音の練習をしていて、1番指がたっていると、和音が上手くいかないことに気がついたようです。
注意しなくても、自主的に何とか直そう、努力する様が見られました(^−^)

ヴァイオリンの魅力の一つである和音。
左手の押さえ方の矯正にもなるし、構え方やボーイングも正されます。練習する過程が次につながる、ということに本人が気づいてくれることを信じています。




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2009年11月14日

己を知ること

今週は、自転車の事故で大きな怪我をした男の子が、元気に復帰してレッスンにやってきました。

以前は、お友達に追いつこうと無理に背伸びしたり、周りの人に甘えてしまうところがあったり。
練習量や実力に見合わない曲を弾きたいとタダをこねて、周りを困らせたこともありました。

しかし、大きな怪我を乗り越えて、少し自分のことを見直すことができたようです。

すっかり落ち着いて、真剣にヴァイオリンに取り組むことができるようになりました(^−^)

お友達を意識して、簡単な曲を馬鹿にしていたのが、
「クリスマス合奏は、簡単なパートから完璧に弾く。のんびりしてたら、難しい7曲目を練習する時間がなくなるね!」


今の自分の実力と、自分のおかれた状況などの現実ちゃんと把握して、地に足をつけて練習できるようになったので、これからはめざましい上達も期待できます。

ヴァイオリンのネックをぐっと握りしめて、離そうとしなかったのに、昨日は

「ヴァイオリンの首を持つ手を、ぷっくり紙風船みたいにまるめると、早く弾けるよ。」

と注意しました。
すると素直に言われた通り弾いてみた後、こう一言。
「ほんまや!!」


あんなに頑なに受け入れなかった注意を、すっと吸収してくれました。
本当にビックリ!



音楽を愛する気持ちと、ありのままの自分を受け入れる素直な気持ちがあれば、ヴァイオリンは誰でも上手になる、ということを再確認しました。


よく就職活動で、自己分析ということをしますが、ヴァイオリンをはじめるにあたっても、己を知ることはとても大切です。

例えば大学生からはじめた生徒さんなどは、早く上達したいという気持ちがとても強い。

しかし、親から半分独立したような状況で、自信過剰すぎたり、少し注意されると卑屈になってしまったり、就職に対する不安、、精神的に難しい年頃です。

レイトスターターの「基礎をつけつつ、難曲に挑戦したい!」との要望は、私も頭を悩ませるところ。

なせならヴァイオリンはとび級はできないからです。
体の硬い大人が基礎をつけるには、やはり子供と同じように簡単なことを何カ月も繰り返す、忍耐強さが必要で、その過程を楽しむには、やはり自分の周りの現実をきちんと把握することができる成熟した社会人でなければなりません。


子供と違って、徹底的に詰めることもできず、私が願うは、本人の精神的成長です。

社会人になって2〜3年もすると、色々な経験、色々な人との関係を築くことで、見識も広くなり、現実を正しく把握できるようになるのでしょうか。ここでまたぐっと上達するケースもよくあります。











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2009年10月25日

自分ではできてるつもりでも。。

ヴァイオリンのレッスンは1週間に1回。
課題曲を与えられて、それを1週間、自宅で個人練習して、レッスンに臨みます。

お家での自主練習に、よほど自信があったのでしょう。

今週のレッスンでは、

「先生、この曲、一人で弾けるようになった!一緒に弾いてくれなくていい」
と強気発言する女の子。

また、来るなり、長くて難しいフレーズを、得意げに一気に弾きとおす子もいました。


しかし、自分ではできているつもりでも、たまにそれが勘違いであったり、練習の方向性が間違っていたりすることがあります。

それを私がレッスンで細かく指摘すると、とても傷ついて、がっかりするよう。
いつも楽しみにしている御褒美のキャンディーももらわず、意気消沈して帰る子。
目に涙をいっぱいためて、楽器を挟んだまま立ち尽くす子もいました。


きっと、かっこいい曲を少し弾けるようになって、自分で得意になってしまたのでしょう。何回も弾くうちに気持ち良くなって、基礎がおろそかになってしまっていることはよくある話です。

私も、せっかくの練習が仇になってしまう気持ちはとても良く分かるので、指摘する側も心が痛みます。
しかし、実力のある子、ヴァイオリンが大好きな子、だからこそ、そういう勘違いがあるもの。
こちらも彼女たちにには期待していますので、これにめげずに、謙虚な気持ちで練習に励んで欲しいと思います。



「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

という言葉があります。私の好きな言葉です。


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2009年10月12日

クリスマス合奏に向けて

10月にはいって、ぐっと冷え込んできました。
まだ、少し気が早いようなのですが、生徒の皆さんは早くもクリスマス合奏の練習を始めています。

クリスマス合奏は、毎年20曲のプログラムを演奏していきます。
プログラムはじめは所謂、有名なクリスマスの曲、終わりにいくに従って、少し難度の高いクラシック曲になるよう構成されています。

少しでも長い間舞台に立てるように、生徒さん達のやる気を促進するようになっており、それで練習量が倍増!一気に成長する子もいます。

かたや、これが悪い方向に影響することもあります。
あまり練習量が伴わないまま、無理に背伸びして、難曲に挑戦していくと、逆に、適当練習が習慣化してまい、一気に基礎が崩れていきます。


難しい曲に挑戦するには、それ相応の練習量が必要。一日、2時間3時間は練習が必要になる場合もあります。
そんな長い練習時間に耐えられる原動力になるのは、「この曲を弾きたい!」という気持ち。


「このラデッキー行進曲ってやつは、お正月のウィーンフィルでカルロスおじさんが指揮していた曲?いいな〜」

「ミッキーマウスマーチ?運動会で踊った曲だ!」

などなど、それぞれ憧れの曲があるようです。


ただ最後まで舞台に残って弾いていたから、「かっこいい」というわけではありません。自分の出来る範囲の曲を、完璧に弾きこなして、自分なりに満足すること。自分のやりたい曲に向かって、目の前の課題を一つ一つクリアしていくことが、これからの成長につながります。

何年越しでもいい。いつか全曲弾きこなせるようになった、その時に、「少しずつ小さな事を積み重ねていくことが、大きなことにつながる」と本人に実感してもらえれば、と思っています。








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2009年09月27日

かめさん奏法

「先生、うちの息子のヴァイオリンのレッスンお願いします。
特に、高望みはしていない、めちゃめちゃ上手にならなくてもいいんです。ただ、長く、できるだけ長く、ヴァイオリンを続けて欲しいと思っています。」

今年の3月ごろでしょうか。そんな風に、親御さんからお話を受けて、5歳の男の子のヴァイオリンレッスンがスタートしました。


最初は、1時間立って、A線を弾くことが我慢ならず、お母さんとも喧嘩ばかり。家での宿題も、レッスンに来る直前に数回する程度。
レッスン中も、終了時間が早く来ないかと、時計ばかりチラチラ見ている状態ですので、教室の時計を裏向けにして、隠したりしていました(><)


そこで
「1時間のレッスンはとても無理ですので、小学生に上がるまで、40分間でお願いします」

ということになり、この子だけ毎週40分のレッスンにしています。




3月からはじめて半年。

「今日は『りんごりんご』のうたを、花丸ねらってきたよ!」
そういいながら今週のレッスンスタート。

何度か、つっかえつっかえしましたが、がんばって花丸をゲットパンチ

あっという間に、時計の文字盤の『8』のところに長針が回ってきました(13時から13時40分までのレッスンです)


「あれ、もう8の時間だよ!今週はちょっと練習してきたねえ。いい音が鳴るようになってきたよ」

というと、本人も充実した表情を浮かべていました。


決して早い進み具合とは言えませんが、自分のペースで少しずつ上達していく過程を楽しんでいる様子。
まだまだ練習不足で左手の指はふにゃふにゃですが、癖のないきれいなボーイングです。


園児からはじめると大人になるまでは長い長い道のり。

他人を目を気にして、スタート猛打ダッシュ、くたびれてしまって長〜い休憩の『うさぎさん』

止まらないスピードで歩きつづける『かめさん』


私としては、まわりの景色を楽しみながらの『かめさん奏法(走法)』で着実に実力を身につけていって欲しいと思っています。









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2009年09月13日

日頃からクラシックに親しむこと

うちの教室には男の子も女の子も、クラシック音楽が大好きな子供達がたくさん習いに来ています。

「教育にいいから、クラシックを好きになりなさい!」と誰かに命令されたわけでもない。
どうして、難解とされるクラシックに親しみが持てるのでしょうか。

その理由の一つには、どの家庭もご家族が揃ってクラシックファンというのがあります。

〜パパがクラシックお宅で、CDを毎日聴いている〜
〜ママが昔、オーケストラでビオラを弾いてて、音楽が大好き〜
〜ピアノの名手であるパパに憧れて〜
〜家ではいつもラジオのクラッシック局を聴いている〜
〜送り迎えの車のCDはご両親の趣味のクラシックCDが流れている〜
〜月に1回はコンサートを親が見に行くのでついていく〜

などなど。

「あっ!これはパパが聴いてたあの曲や。」「大好きなあの曲を弾いてみたいるんるん」という気持ちが、子供たちのレッスンの原動力になっているように思います。

私も小さい頃は、家族の影響でいつもサンサーンスの「子供のアルバム」、プロコフィエフの「ペーターと狼」、ヴィヴァルディの「四季」。食事中や余暇の時間にはいつも、音楽が流れている生活。お正月にはウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴いて育ちました。


この前の木曜にレッスンに来た、大学生の男の子。
とてもよく練習するし、指周りも早く、譜読みも早い。
ところが、もったいないことに、「リズム感」「テンポ感」が苦手なようです。

そこで「家でクラッシックとか聴く?」と聞いてみると

「いいえ、あまり。。葉加瀬太郎は聴くんですけど。。
でもクラシックが嫌いというわけではないんです。ヴァイオリン教本の曲を弾くと、その曲は好きになる。でも、いざ、何か別のクラシックを聴こうと思っても、何から聴いたらいいか分からない。」

今回のレッスンでは、日本にはない「ワルツ」のリズムに随分、手こずっていました(^^ゞ


幼少時に静かな田舎で暮らした人が、都会生活の中でも静けさを求めるように、小さい頃に耳に触れたものは、その人の体に染みついて離れないもののようです。

なかなか子供が音楽に興味を持ってくれなくて。。
という方は、ご家庭で自然にクラシックに親しめるような環境を持つことも、大切なのではないかなと思います。

「今からこの曲を流すから聴きなさい!」というと重いので、ごく自然に日頃からクラシックが流れている環境を作ってあげると、子供も自然に音楽に親しんでいくのではないでしょうか。

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2009年08月30日

発表会の写真

発表会の写真が出来上がってきました。
いつも所定の業者さんにお願いしており、合奏写真・合奏中の個人のアップ・個人写真のアップと全体図、を撮っていただいています。


日ごろ、「自分の弾いている姿を鏡で見てごらん!」
といっても、恥ずかしがったり、意地を張って直視しようとしなかったり、中には顔や髪形をみて百面相してふざけてばっかりの子もいます(^^ゞ

しかし、こういう機会があると客観的に自分の弾き姿を見ることができるので、とても参考になります。


特に、合奏中のアップの写真は、同じ曲の同じ箇所を弾いている状態で、前後左右のお友達と弾く姿勢を見比べることができます。

「このお友達と見比べてごらん!手首がぺちゃんこだよ。」
「肩が、肩あての下に収納されてないよ〜」
「ボーイングの肘がガクッと下がってるよ。すべり台みたい。」

それぞれの課題を、真摯に受け止めて、これからまた新たなチャレンジのスタートです。

発表会でパーフェクトに弾くことが全てではなく、発表会に向けて努力すること、発表会を経験して学んでいくことが大切。


人前で弾けたことが自信につながった子もいます。
謙虚な気持ちで、楽器に向き合えるようになった人も。。


発表会はあくまでも通過点。「綺麗な音で弾けるようになった!」「新しい曲に進んだ♪」「大きな音が出るようになって気持いい」など、日ごろのレッスンも、能動的に取り組んで、楽しさを発見していって欲しいです。


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2009年08月08日

発表会が終わり、お盆休みに入ります

今年の発表会も無事に終わり、明日から1週間、お盆休みに入ります。
皆さん、発表会お疲れ様でした。

今週のレッスンの様子は皆さまざま。
緊張感から解き放たれ、すっかりお休みモードの方もいれば、やる気に火がついて、休む間もなくたくさんヴァイオリンの宿題を持って帰った子もいました。



子供の合奏、「十人のインディアン」の様子です。

DSCF4001縮小.jpg



〜こんな感想をいただきました〜

発表会ありがとうございました。息子は、家に帰ってから、ビデオをテレビに接続して、自分の演奏を聴きながら、ヴァイオリンをだし、ビデオの自分と一緒に本当に楽しそうに弾いていました。
本当にありがとうございました。


〜大人の生徒さんからも、こんな一言〜

発表会お疲れさまでした。
無理かしらと思いつつ臨みましたがとても楽しかったデス(o・v・o)
ありがとうございました!
やっぱりバイオリン楽しいです。ゆっくり頑張っていきたいと思うのでどうぞよろしくお願いします
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2009年07月31日

発表会のお知らせ

表紙[縮小版].jpg
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2009年07月23日

いい友達関係

発表会を目前にひかえ、皆、最後の追い込みに入っています。


学校がお休みに入ったこともあり、昨日は午前中から8歳の男の子がレッスンにやってきました。

1週間前のレッスンでは、弓は斜めになるは姿勢は悪いは、雑音もギーギー。発表会で弾く順番ばかり気にして、気は焦るばかり。
「今さら慌てても仕方ないから、自分らしく堂々と弾くように」と、注意するも、最後には目に涙が。。



どうなることか思っていましたが、昨日のレッスンでは、しっかり暗譜で仕上げてきました。



聞くと、この土日に、一緒に発表会に出るお友達の上手な演奏を聞いて、危機感を持った、とのこと。お母様いわく、危機感というよりは、「悲壮な顔をして、演奏を聴いてました」(^^ゞ
自分より後から、ヴァイオリンを習い始めた子に、あっという間に抜かされてしまって、びっくりしたのでしょう。

いままでは2週間に1回しか練習しなかったのが、それ以来、3食毎に、メヌエットを練習したそうです。

おかげで、肘がぐっとはいって、姿勢もよくなり、弓をたくさん使えるようになり、その子らしいゆったりしたメヌエットに仕上がっていました。
自信を持って堂々と演奏すれば、難曲を弾かずとも、「あの人、音が大きくて、上手だったね!」と印象に残ることでしょう。


二人はとてもいい友達関係です。



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2009年06月28日

いつも良い子でなくてもいい〜自分を隠さないでほしいです〜

毎週、金曜のレッスンはやんちゃな男の子が1時間交代で続きます。

ちょっと弾けないと泣いたり怒ったり、逆立ちしたり、、もう言いたい放題やりたい放題です。

ああしなさい!こうしなさい!と注意すると、

「難しい、できひん」
「肘入れたらやりにくい。1回だけ自分流で弾かせてみて!」
「言われなくても、一生懸命やってる!!」

とか。これだけ主張してくれると、ある意味分かりやすい。
自分流で弾かせてみると、最終的には上手くいかないことに直面。
遠回り失敗を繰り返しながらも、私の指導に納得して、少しづつ上達していきます。

かたや、女の子は5〜6歳にもなると内と外を使い分けます。先生の前では、「いい子でいないと。『上手だね!』と褒めてもらわないと。」
と思うのでしょう。自分の本当の気持ちを隠してしまいます。

レッスンと関係のないことではとってもおしゃべりなのに、ヴァイオリンに関して注意をされると、「だんまり」。まさに黙秘権を行使パンチです。

「ドの音が低いに気づく?」「しーん」
「ほんとに、力を抜いて弾いてる?」「しーん」
「一生懸命やったけど、出来なかったの?」「しーん」

こうなってくると、指導が分かったのか分からないのか、集中してるのかしてないのか、、、表情を見てもまるでお人形さんのよう。
かわいいお目目だけがパチパチと瞬きして、心も体も表情も固まってしまっていて、これではなかなか上達が見込めません。お人形さんとのがまん比べです(^^ゞ

「先生が間違ってると思ったら、『違う!』と怒ってくれていいよ」
「1回でできなくても、全然カッコ悪くないよ!」
「分からないなら、大きい声で『分からない!』と言える人のほうが素敵なんだよ!」


怒っても泣いても、わがまま言っても、私はその子達のいつもの朗らかな姿を知っているますから、それで嫌になったり、逆上して怒ったりはしないので、本当の自分で私と向き合ってほしいなと思います。

大人の生徒の方では、男性も女性も、本当の自分を隠してしまう人がいます。心が閉じているので、やはり演奏姿勢も固まり気味。足も膝をピンと張ってしまっています。

同じところを間違えてばかりでも、「わはは〜、また今度」と笑い飛ばしてくれていいですし、先に進みたければ、どんどんやりたい曲を主張してください。私の指導がおかしな点があれば、「先生、それ違ってるんちゃいます?」と言ってもらえると、私も修正できて助かります。



社会人ともなると色んなしがらみのなかで、自然体でいることは難しいかもしれませんが、ヴァイオリンを弾く時だけは本当の自分でいてほしい。
格好つけずに、自然体で楽しんで欲しいです。

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2009年06月14日

発表会の曲選び

今年の発表会は8月1日(土)と決まりました。

「次の発表会ではこの曲が弾きたい!」と早くから目標設定していた人は、日ごろの練習から着実に力をつけて、この時期には早くも目標を捕らえようとしています。

かたや、なにかイベントごとがなければ集中できないタイプの子もいます。いつもは自分の好きな曲を楽しく自由に練習。お披露目の機会となると、背伸びした曲にチャレンジして、そこで一気に実力をつけてきます。

「今年の発表会は初めて」の新入生は、とにかく毎日の練習を一生懸命がんばって、今の自分にできる限りの曲を選ぶと良いと思います。

あとは、とにかくいつでもマイペースタイプ。「んっ?発表会っていつだっけ?」と、周りの心配をよそにどこ吹く風。「難しくて長いのは練習が大変だから、これでいいや」で、レッスンの合格曲の続きのノリで曲を選びます。


大人から始めた方は、大勢の聴衆の前で一人で弾くのは、やはり恥ずかしい、楽しさよりプレッシャーのほうが勝ってしまうようです。
なかなか参加される方は、少ないのですが20代の方は、若いうちの今が著しい上達を期待できる時期です。無理はよくないですが、せっかくなので、このチャンスを逃さないように、発表にチャレンジしてほしいなと思います。

たとえば、今までは先に進むことばかり考えていた大学生の子も、一度人前で弾くことによって、「よりきれいな音で、人に聞かせる演奏ができるようになりたい」と、じっくり基礎に取り組むことができるようになり、前年とは見違えるように柔らかい音になりました。

大人の方には、子供の生徒さんとは、また違う聞かせ方がありますので、ゆったりとしたバロックや、しっとりとした外国民謡などを選曲するのが良いと思います。



8月1日が、ちょうどお誕生日の、8歳の男の子がいます。
かねてから発表会では「ハッピーバースデイ」を弾くと家族の皆に公言していました。
私としては、もう発表会も3回目なので、もう少しレベルアップした曲に挑戦してほしいなと思いながらの、昨日のレッスンを迎え。。

「発表会の曲どうする?ハッピーバースデイもいいけど、もう少しお兄ちゃんの曲に挑戦したら?最近、ちょっと上手になってきたし。。」

というと、

「そうやな、ハッピーバースデイはいつでも弾けるしな〜。メヌエットするわ。それやったら、毎日ここ(教室)に来ないとな」

とってものんびりペースの彼ですが、最近少し大人になったようです(^−^)
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2009年06月06日

演奏会のご案内 

京都フィロムジカ管弦楽団のエキストラとして、演奏会に参加します。


日時:2009年6月7日(日)
   午後13時開場 14時開演

場所:京都府長岡京記念文化会館

曲目:ロット「ユリウス・カエサル」への前奏曲
   
   ヘンデル 組曲「水上の音楽」

   メンデルスゾーン 交響曲3番「スコットランド」
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2009年05月30日

テンポのお話〜心の中に時計をもって

今月のレッスンでは、「テンポ感」のお話よくしたように思います。

ヴァイオリンではボーイングや弾く姿勢、音程などを習得することも勿論ですが、常に「テンポ感」を持って演奏することを勉強することも、とても大切です。

特に、はじめたばかりの園児達や、いわゆるレイトスターターと呼ばれる大人の生徒さん方は、経験も浅いので、どんな曲でも自分の好きな速さで、まさに自由奔放に弾いてくださいます(^^ゞ
難しいフレーズはゆっくり、得意なところは快速電車、どんどん速くなる暴走特急の時もあれば、しだいに遅くなってガス欠になってしまう場合も。。

そのため私のレッスンでは、必ずピアノ伴奏でテンポをキープして曲を仕上げていくことにしています。

これがピアノ伴奏なしで、最初から最後まで同じテンポを自分でキープして弾けるようになるのには、、時間がかかります。

「いつも心の中に時計をもって!」
「譜読みはゆっくり丁寧に。」
「ピアノ伴奏の八分音符の『ぶんちゃん ぶんちゃん』と一緒に」
「この曲は4拍子だから、先生の手拍子を4回聞いて、5回目から同じ速さで弾き始めなさい」


とまあ、こんな感じを繰り返し繰り返し、繰り返し。。

合奏も勉強になります。
「お友達の音をよく聞いて、一緒に合わせなさい」
「合奏会では皆で一つ。一人で早く弾いたら、みんなの努力を無駄にしちゃうよ!」


今週は大学生2回生からヴァイオリンをはじめて、私のレッスンに3年半通った男の子が、ようやくヴィヴァルディのコンチェルトを伴奏なしで同じ速さで仕上げてきてくれました。

譜読みの段階では、スキップ駆け足急ブレーキ。本人もそれに気づいていたようで、同じ曲を2カ月3か月は粘って練習し、ようやく全体的に「曲をまとめられる」ようになりましたぴかぴか(新しい)
じれったいこともあったでしょうが、これからはもっとヴァイオリンを弾くことが楽しくなると思います。
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