2011年02月06日

いつも間違えてしまう子がいます

1曲を通して弾くとなると必ずどこかしらで間違えてしまうタイプの子がいます。
もう1か月近くヴィヴァルディのコンチェルトにかかっているので、今日は○にしてあげたいな、、と今週のレッスンを迎えました。
私が隣で一緒に弾いて部分練習をすると何の問題もなく弾きこなしました。

しかし、いざ一人でピアノと合わせての通し練習となると、どこかしらで必ず間違えてしまいます。
難しい箇所になるとどんどんテンポが速くなってしまい停まってしまう、あるいは難所を切り抜けてもいつもは間違えない簡単な箇所で間違えてしまう。。

「もう一回チャレンジしてみよう!」となってもやはり同じことの繰り返して、レッスンの1時間が終わってしいました。。たらーっ(汗)



一方で、絶対に間違えないタイプの子もいます。
初見の段階から、間違った音やボーイングで弾くことはまずなく、一音一音を自分で正しいと確信して弾く習慣が自然と備わっているのです。



この両者の違いは何なのでしょうか。



それは毎日の練習の仕方です。
最初の譜読みの段階で、一音一音を正しい姿勢正しい音程で、大きなボーイングを使って練習し、それを焦らず繰り返し繰り返し時間をかけて曲に仕上げていくことのできる人は大成します。


しかし、ある程度弾けるようになったらあとはノリでぱぱっと流し練習をしたり、「早く練習終わらせて遊びたいな」とか「お友達に追いつきたいから早く先に進みたい」など、焦る気持ちがあると、それがそのまま練習態度に表れることに。。。
高速で練習することで手癖がついたり、ネックを握っていることに気づかないまま練習したりして、間違った姿勢が身についてしまいます。
先生の前で急になおしても、あとの自宅練習での6日間を間違った姿勢で弾いていては、そちらが勝つに決まっています。

通しをすると、いつもの癖がひょっこりと顔を出すのでしょうふらふら


やっぱりヴァイオリンの練習は自分との戦いです。パンチ
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2011年01月12日

新年明けのレッスン

新年が明けのレッスンが始まり、1週間が経ちました。

久々のヴァイオリンに皆一様にやる気満々。
おばあちゃん家で遊んでいて今日初めてヴァイオリンを練習するという人には勢いがありました。
年末にビッチリレッスンをいれて確実に課題をこなしてきた人には、大きな進歩がみられ驚きでした。

ほどよくヴァイオリンから離れてリフレッシュする休暇もよし、目標意識をもって有意義に過ごすお正月もまた良いものですね。



レッスンがしばらくお休みの間に、少し右手の弓の持ち手に癖が出てきた方が何名かおられました。
きっと自分なりに何とかして曲を弾きこなそうと思われたのでしょう。


ボーイングの際は、主に腕の動きがエンジンとなることで美しい音色を生み出すことができます。
ところが弓を持つ右手に変な力が加わってしまうと、せっかくの音色が押しつぶされてしまうことになりギーギーとした雑音が目立つようになります。


「右の手のひらにボールがあるようにフワッと弓を持ってね」
とアドバイスを受けて、1回で体得できる子もいますが、多くの方にとってはそれは大変難しいことのようです。


そこで右の手と弓の間に、何か緩衝物、、例えばパワーボール、毛糸のボンボン、小さく畳んだホッカイロなどを持たせて練習するようお願いしています。






「こうすると右指が固定されていいんだ〜」

そういいながらコンチェルトを弾いている男の子がいました。
ここまで自分の体と向き合い、欠点を見つめることができるようになると、上達も早く、また教え甲斐もあります。

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2010年12月19日

クリスマス合奏の御案内

2010クリスマス発表会(ブログ用).jpg
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2010年11月29日

自分との戦い

私はいつも生徒がいつも間違えてしまう箇所に、色鉛筆で丸印をしたり、インデックスシールを貼りつけておきます。


翌週のレッスンの時に、それを必ず修正してくる人と、毎回のレッスンで同じ所でつまづいてしまう人。
半年〜1年もすると、その両者の差はびっくりするほど大きくなります。
自分の苦手なところから逃げ出したい自分に勝つか負けるか。
ヴァイオリンの自主練習は、まさに自分との戦いだなと思います。





クリスマス合奏の課題曲、ビリーブの前奏部分で、サートポジションの難しい指使いの箇所があります。


今週のレッスンで、ある女の子に「できるようになった?」といって弾かせてみると、
その難しいフレーズをとりわけ自信満々に朗々とヴァイオリンを響かせて聴かせてくれました。
ぴかぴか(新しい)
一緒に隣で弾いていた女の子を、リードしてくれたのでしょう。一音一音しっかり弓を擦りつけて大きな音で弾いて、なんとか二人の音を一つにしようとするその姿を、大変頼もしく思いました。




楽したい弱い自分に流されず、いつも立ち向かっていく強い気持ちを持っている子の上達ぶりはまったくもって目覚ましいものです。

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2010年11月14日

自分が楽しむために

クリスマス合奏では、20曲の発表曲がありそれを最初のプログラムから順番にこなしていきます。

練習が間に合う人は、20曲目まで参加できますし、まだ初めて間もない人や練習時間の少な目の方は、間違えずに弾けるところまでの参加になります。

きちんと練習を積んで臨んだ合奏は、大変充実したものになります。
ビックサウンドに包まれる喜び、自分の好きなメロディー部分を思う存分歌えると気持ちいいし、難しいパッセージの流れに上手くのっていけた時の、達成感は大変大きなものですグッド(上向き矢印)
メロディーを弾いているときに、他のパートのハーモニーを耳で拾って、合奏者全員の作り出す音楽を感じることができたら、さらに楽しくなることでしょう。



周りの音を聴く余裕を持って合奏会に臨んだ経験がある人は、地道なパート練習にも努力は惜しみません。不十分な練習で、合奏に参加することには満足できないようです。
「20曲目もトライしてみる?」
ときくと
「やるだけやってみる。練習が間に合わなかったら、本番はお客さんになって聴いとく」
という返事が返ってきます。


こうなったら、独り立ちまであと一歩。
合奏準備にも手がかからなくなってきます。



しかし、まだ余裕の無い状態、自分が弾くので精一杯の人は、練習時間が不十分なのに、背伸びしてしまい、間違え回っているのに
「せんせい、はやく花丸ちょうだい。次の曲ちょうだい」
と言い出し、「だめよ」と言われると、泣きべそをかいたり怒ったり(^_^;)


まだまだ世話のかかる、かわいらしい生徒。精神的に成熟できるように、手とり足とり、褒めたっり怒ったり、せつせつと言い聞かせたりの繰り返し。



何年かすると、自分が楽しむために一生懸命練習をすることを理解してるようになります。

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2010年10月30日

合奏の練習に慣れるまで。

クリスマス合奏の練習に入っています。

合奏の練習は難しい、つまらない、と感じる人がいるようです。
通常のレッスン曲は、教本に付属しているCDを聴いて、曲を覚えてから弾くことができます。
ピアノ伴奏をつければ、テンポもピアノがキープしてくれます。




しかし、合奏曲となると、オリジナルの楽譜になるので、音源もなく、自分で譜読みしなければいけません。
レッスン中は、私が一緒に弾くので、曲の感じもわかりますが、いざお家に帰って弾いてみると「あれ?これ、どんな曲だったけ?」となることも多いようです。



そして、1週間後レッスンに、「弾けるようになった!」とやってくるものの、いざ披露してみると、難しいところは遅く、簡単なところは早く、符点二部音符を二拍しか数えていなかったり。。。
自分がメロディーでないとこは、適当に練習してきてしまって、私がメロディーパートを弾くと、つられる、拍を数えられなくなる、、などの事故が多発どんっ(衝撃)




「お家でメトロノームで練習してきてね。」
というも、
「メトロノームきらい(;一_一)」
「合奏の練習はつまらなくて、飽きてしまう」







いざ本番を迎えてみてやっと、
「合奏めちゃ楽しい!」「もっと練習して、たくさんの曲に参加したかった」と、そのビックサウンドに包まれる楽しさを実感するようです。
そんな調子で、3回ほどクリスマス合奏を経験すると、やっとメトロノームでテンポを維持して、楽譜を追う練習に慣れてきます。



それまでは、少しの我慢です。



楽譜を自分で読んで、同じテンポで弾くことができるようになると、もっともっとヴァイオリンが楽しくなります。


そしていつの日か、まるで文庫本を読むように、楽譜を読み弾くことができるようになって欲しいと思っています。
「この曲は、ファンタジーのお話だったな」、「これは冒険ものか〜」、「この楽譜はまるで森の中を、お散歩しているみたいな曲だな」


果てない音楽の世界が広がり、ヴァイオリンと向き合う時間がとても素晴らしいものになることでしょう。

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2010年10月10日

文武両道

「腕が疲れた〜」
今週も、この言葉を何回も耳にしました。

ヴァイオリンでは弦を真上から擦らなければいけないので、右腕はしっかり弓を持って、持ち上げておく必要があります。

1時間のレッスンを受けていると、30分くらいすると「腕がつかれる。。」「ちょっと休憩」となるようです。
腕力のない子供だけでなく、大人の生徒さんでもたくさんの方が、少し弾いては休憩されるので、ヴァイオリンを弾くには強い筋力が必要なのだなと、感じます。

しかし、初心者の状態からレッスンをはじめて、ヴァイオリン教本の4巻を弾く段階になってくると、そういうことはほとんどなくなってきます。
十六分音符や和音を少しの弓幅でしかも弓の毛をぺたっと弦にくっつけて弾く。
この奏法を身につけるまでには、早い人でも1年半、遅い人では何年かかるでしょうか。。
色々な方を見ていると、その段階まで進むのが、とても大変なことなのだな、と感じます。


腕がだるいのを我慢してたくさんたくさん練習すると、強くなります。
そのうちヴァイオリンの音色に包まれる楽しさで腕の痛さを忘れてしまうようになるでしょう。

しかし、筋力がついていないうちは、音楽を弾く楽しさより、腕の痛みやしんどさが勝ってしまい、その状態は意外と長く続きます。
そこを何とか楽しく、乗り越えて欲しいパンチ




弓を軽々と掴んで、弾きならしている子は、精神的にも肉体的にも充実しています。
ヴァイオリン以外にも、バレエや水泳を習っていて、自然としなやかで強い筋力が身についているのでしょう。

良いヴァイオリン弾きは、人間的にもバランスのとれた方が多いです。
「文武両道」とはよく言ったもので、色々なアプローチがヴァイオリンの上達につながるように思います。
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2010年09月25日

発表する機会

子供にとっては、お客様の前で演奏を発表する機会というの大変、貴重な体験です。
人前で弾くとなると、より真剣に練習に取り組むようになりますし、美しい音色にもこだわるようになる。同じテンポで弾くという意識も高まります。

私の教室では、人前で演奏発表をする機会は年に2回。
夏の発表会と、冬のクリスマス合奏会です。
年に2回で、日ごろの地道な積み重ねレッスンも大切なのですが、やはり子供のことですから、多少の「中だるみ」も無きにしもあらず。。
毎週のレッスンを常に積極的に取り組むためには、やはりもう少し発表の機会があったほうがいいようにも思います。


「上手に子供さんの能力を伸ばしておられるな」と感心する親御さんのアプローチの方法は、

お姉さんの習っているピアノの発表会に、ヴァイオリンで特別参加する
私学校合同のオーケストラに参加

など。


教会で催されるアマチュア参加の音楽会にエントリーした方もおられます。
音楽科を卒業された親御さんは、卒業生の子供たちが集まって催す弦楽会があるとか、、レベル別で先生に合奏指導を仰げるとのことで、それもまた勉強になるなと思いました。



あとは、通っている学童のクリスマス会で発表するという子もいましたし、子供同士の誕生パーティーの出しものとして披露する、でも構いません。

気をつけてあげて欲しいことは、今の子供の状況に合ったコミュニティーに、適度な回数で参加することでしょうか。。



子供たちは、「人前で演奏する!」となると、うんと頑張ります。
毎回のレッスンがより充実したものになることでしょう。ぴかぴか(新しい)
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2010年09月18日

親子一心同体で

ヴァイオリンのレッスンは親子ペアで来られることが多いです。

子供が長くヴァイオリンを続けることができるためには、この親子の考え方ができるだけ近い方が良い。なるべく親子で話し合って、どういうスタンスでヴァイオリンに取り組むかを明白にしてもらえると、良い結果を生むように思います。

例えば

親御さんがキッチリした性格の方で
「とにかく完璧、一曲一曲仕上げていきたい」
しかし、子供は天真爛漫な子の場合は、
「ある程度、自由に楽しくやりたい!!」

あるいは、

親御さんがテンポの早い方で
「基本、楽しく。基礎はほどほどに」
と思っておられても、
意外と子供がキッチリした性格で、
「先生の言われたことをキチンと守って、丁寧にゆっくり仕上げたいわ!」


など、いろいろな親子のペアがおられます。

子供が小さい場合は、親御さんの意見が通ることが多いのですが、子供も2年生・3年生にもなると自我が芽生えますので、そこで親子の意見が食い違うと衝突も生まれますパンチ

「親に認められたい」というのが子供達の一番の想い。ママと意見が合わなくなってくると、子供も悲しくなるのでしょう。精神状態が不安定に。。
こちらが生徒にどうアプローチしても、生徒の耳に先生の言葉が届かなくなり、それでレッスンを辞めてしまった方もおられました。
また、小さい時に辞めそうになったけれど、「ママのためにもう少し頑張ってみる」といって、結局、今は楽しそうにヴァイオリンを弾いている子もいます。





ヴァイオリンを長く続けるためには、なるべく親子一心同体で。たくさん話し合いの機会をもってください。ぴかぴか(新しい)


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2010年08月28日

先生、ちょっと待ってのサイン

今週のレッスンで、目立って上手になった子が二人います。
今週と言っても、ヴァイオリンのお勉強ですからたった一日・二日で上達した訳ではありません。
今まで、じっと粘って積み重ねてきた努力がようやく実を結んだのです。



思い返してみると、二人には共通点がありました。

二人とも、家族の中では一番のおしゃべりさんなのに、先生の前ではとーっても物静かでいい子。
「この曲、上手に弾けるようになった?」とこちらが質問しても、首をしなっと傾けてニッコリ。なかなか口を開いてはくれません。


また、ヴァイオリンをはじめて構えた時は、二人ともどちらかというと不器用に見え、すごく力が入っていて、なかなか上手く進みませんでした。



上手く意思疎通ができないし、なかなか柔らかい手首の動きでもってA線を弾くことができない。先生としては、少々心配もありました。
親御さんからも「楽しさ優先ですから、ボーイングはほどほどで先に進めてください」
とお話を受けたこともありました。
しかし、そうすると本人が妥協しないようで、レッスン中に首を傾げて考え込む回数が増える一方。


どうなることかと見守り続けていると、二人ともじわじわっと粘ること粘ること。
そして、あるタイミングで「水を得た魚」のように上手になるのです。


「やっと、わかったんだね。」
「ヴァイオリンで思う通りに曲を表現できて、たのしいね?」

と話しかけると、やっぱりここでもお口は開かず、ニッコリ(^−^)



先生の前では、やっぱりいつもいい子。
先生から注意されたことを、一つ残さずよーく聞いてそれを全部表現しようと頑張る。粘る。
先生のアドバイスを要領よくきいて、すっと進んでいく子は、進むのが早くて目立つけれど、やはりどこかにホコロビがでる。所謂、お手本のようにキレイな弾き方に収まるには、じわっと粘ることのできる気質が必要なのだと思います。


お首を傾げているときは、「せんせい、ちょっと待って。いま、わたしチャレンジしている途中だから」のサインなのかもしれませんねひらめき
















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2010年08月19日

形ってなあに?

今週はまず音階を弾いてから、曲に入るという形式でレッスンをしたケースが何件かありました。

「この曲はイ長調だから、まずイ長調の音階を弾いて、手の形を覚えようね!」

というと、

「形ってなに?」

と聞き返されました。

「クッキーの型に、星形とかハート形とかあるでしょ。ヴァイオリンでも調によって、ヴァイオリンを押さえる左手の格好が変わるのよ。」

という風に、返事をしておいたのですが、果たしてわかってくれたでしょうか。



ヴァイオリンでは「基礎が大事」と言いますが、その基礎とは、何でしょうか。
国語辞典で調べると、基礎の意味の一つに、【建造物の荷重を支持し、地盤に伝える最下部の構造物、土台】というものがありました。
構造物を人の体、地盤をヴァイオリンだと仮定してみると、「基礎」というのは、その土台となる『体の形』『手の形』になります。

しかし、人間の体は、なかなか思う通りの形に定まってくれません。
少し腕が疲れたり、難しい箇所になると、自分の楽なように姿勢を変えてしまう。または、地盤となるヴァイオリン自体を、勝手な方向に動かしてしまって弾いている人もいます。
そうなると、もう大地震が起こったようなものですあせあせ(飛び散る汗)
せっかく、一生懸命練習しても、いっこうに土台は定まらず、立派な構造物を築くことはできません。




そこで、せめて大地震が起きないように、ヴァイオリンの頭を壁にくっつけて固定して練習すると、基礎の構築に役立つのではないかと思います。


子供に言わせれば、「壁パワーで練習」だそうです(^−^)





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2010年07月29日

生徒と先生の心の距離

もっと生徒との心の距離が近づくことができたら、もっとこの子を伸ばすことができるのにな、と思うことがあります。

3歳からレッスンに通っている子は、とても先生になついてくれていますので、お互い思っていることをガンガン言い合うことができます。
つまり信頼関係が成立しているので、こちらも思う存分、生徒の能力を引っ張ってあげることができます。

しかし、小学生にもなるともう「内と外」
が出来上がってくるので、先生の前では、なかなか本音を吐いてくれなくなってきます。

また、レッスンの間、横で見ている母親の目をとても気にするというタイプの子もいます。

今日がレッスン日だった、女の子はこうです。

「ちゃんと丁寧に練習してきた?」

と問いかけても、

首をかしげて、ニッコリ。

「もっとしっかり左手を押さえて。もうこれ以上、力だせない?」

と聞いても、
またまた、首をくねっとしながら、ニッコリ。

ママが少し席を外すと、ヴァイオリンとは関係のないおしゃべりをはじめるので、まったく困ったものですたらーっ(汗)


これは、自分が大人になってから思ったことなのですが、よいヴァイオリンの先生とは生徒のことを信頼して、なおかつ本音でぶつかってきてくれる人でした。


自分がその理想の先生でありたいと思うのですが、なかなか生徒の心の距離を近づけることが難しい。
すべて、お母さん経由で、「実は、家で随分泣いてまして」とか、「もっとたくさん教えて欲しいと言ってました」とかいう生徒の本音を聞いて、驚くこともしばしばです。






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2010年07月14日

「より正しい音程」で基礎基礎基礎。。

発表会期間中は、とにかくキレイな音にこだわって、皆それぞれに踏ん張りました。


「ゴミ箱に捨てる音は、一つもないのよ。楽譜にのってる、全部の音をたいせつに弾きなさい」

「お部屋の天井の端っこから、跳ねかえってくる自分の音を聴いてごらん」

そうやって、よくよく自分の音に耳を傾ける習慣ができた子は、「なんとなくの音程」ではなく「より正しい音程」を聞き分けられるようになります。

「より正しい音程」で基礎基礎、、、そして発表曲をじわじわっと繰り返し練習。

そうすると、一本一本の指が強く独立してくるのでしょう。
本番を迎えるころには、指板を左の指先で引っ張るように押さえるように。
ギュッとヴァイオリンのネックを握りしめていた左手が、ふっと緩んで、腕の重さで弦を締めることができるようになりました。



迎えた、発表会当日。


「なんとなく」ではなく「より正しい音程」にこだわって基礎練習していた子の音は、小さな楽器でも遠くまでピーンとよく透っていました。


ヴァイオリンも、自らが持つ本来の歌声を取り戻し、喜んでいるようでした。
るんるん








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2010年06月26日

発表会の案内

20100703_バイオリン発表会プログラム(ブログ).jpg
posted by 住吉 光恵 at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月13日

耳をすませば

ヴァイオリンが上達するに一番よく効く薬は、「自分の出している音をよく聴くこと」です。

当たり前のことのようですが、
自分の音を聴いていない人、あるいは聴く余裕のない人、聴くことを忘れている人、が実に多いです。

自分の音をよく聴く習慣のある子は、少しでも音程が違ったり、ぎーっという雑音ば鳴ったりしたら、弾きながら、私の顔をみて照れ笑い(^_^;)
あるいは、「ここでこんな風な音が鳴っちゃう、どうして?」と自己申告してきます。



聴く習慣のない子には、

「自分の音をよく聴きなさい。自分の音を聴かないことは、自分の話している言葉を聴いていないのと同じだよ」

といって聞かせるのですが、


「ぼく、自分が何話しているか、きいていないよ。人が話していることは聞いているけど」

と返答されたことがありました。




なるほど、これはただ自分が弾いていることに満足して「聴く」という習慣が備わっていないだけのことなのだと思い、それ以来、


「自分の音を耳をすませて、よく聞きなさい」
「ピアノと同じ音程か聴きなさい」

と、じっくり言って聞かせるようにしています。


最近は、少しづつキレイな安定した音を出すようになり、本人もとても充実した様子です。




今回の、発表会のテーマは「耳をすませば」

よくよく、自分の音色に耳を傾けて欲しいとの想いです。









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2010年05月29日

練習する習慣

「子供が、自分からヴァイオリンのケースを開けて毎日練習してくれればいいのに。。どうしたらヴァイオリンを練習する習慣がつきますか?」

というお声を耳にすることがあります。


ママに怒られながら一日20分、あるいは、適当練習でとりあえず課題曲が弾けるようになったら『それで良し』とする練習姿勢の生徒さんは多いようです。
ヴァイオリンは難しい楽器。なかなか思う通りにいかない、頑張ってみるものの、すぐ先生やママに注意される、の繰り返しでは練習も億劫になってしまうのでしょう。

しかし、例えば、自分が思う通りの音色が出せたとしたらどうでしょうか?

きっと気持ちよくなって、「もっと弾きたい!もっと練習したい!」と思うに違いありません。

つまり、自分自身が自分のことを
「僕ってとても上手だ!」
「私って何てキレイな音を出すんだろう」と思う瞬間が、能動的な姿勢に繋がるのです。


しかし、現実は、そのレベルまで上達する道のりは簡単ではない。
そうなるまでは、何とかして、どうにか忍耐して、周りの人がサポートするしかありません。

お尻をたたいて無理やり課題曲を進めても、ヴァイオリンを弾いている子供自身が
「自分はよく弾けている!」
「自分の出す音に惚れ惚れする」という確かな自信がないと、やっぱり堂々巡りになってしまいます。


私しても、何とかして早い段階で、生徒に「確かな自信」をつけてやりたい、と思って指導しています。
その「確かな自信」につながるのは「基礎」。

例えば、
「1番ゆびをおさえている時に、4番ゆびが傘みたいに弦の上にかぶってないとダメよ!」

と注意します。

小さい人達は、楽譜に傘の絵を書いたりして楽しんでいます。


しかし、大きくなってくるとだんだん無邪気に楽しんでくれなくなります・・・。
そうなるとなかなか大変。

本人が気づいてくれるまで、試行錯誤と我慢の繰り返しです(^^ゞ



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2010年05月15日

発表会の選曲

今年の発表会は7月3日と決まっています。
それに向けての発表曲がそろそろ出揃いはじめました。

曲の決め方は、人それぞれ。
今、自分の取り組んでいる練習曲が好きだから、それをじっくり弾き込んでいこうという人。

早くから選曲して、半年も前から練習を始めている子もいます。

あとは、何曲かこちらが例をあげて、実際に弾いて見せてあげて、それから決めるというパターンもあります。

この場合、私が注意することは、曲の中にその生徒の長所が生かされるポイントが含まれている、ということです。
そして、その曲に対して、弾き手がある程度の「理想」「イメージ」を持っていることも重要です。


自分の好みのもの、理解できる範囲のものであれば、「こういう風に弾きたい!」「ここはゆっくり時間をかけて歌いたい」という要求も自然と出てくることでしょう。
その子が弾くことによって、曲も輝かしくなり、弾き手も伸び伸びと自分を表現できるのがベストです。


ある4年生の女の子に、発表会の曲を決めるから、ということで何曲か薦めました。

とても聡い女の子ですから、すぐにピンとくる曲があったようです。
ザイツのコンチェルトの1楽章に決まりました。

同伴されていたママが、

「あなたの元気なイメージにピッタリね」

と、目を細めて喜んでおられました。

おっしゃる通り、ショートパンツに、ハイソックスのスタイルで元気にやってくる彼女に、とても良くあった選曲でした。

ヴァイオリン弾きにとっては、演奏する曲は、ある種、自分の身をつつむ衣装のようなものなのかもしれません。

たくさんの経験を積んで、人間としての器が大きくなれば、色んなカラーの音楽を表現できるようになるのでしょう。
どんな衣装でも上手く着こなせるように、成長していって欲しいと思います。


発表会は1年に一度の機会。
自分にとって大切な方々が聴きに来られるわけですから、一生懸命練習して、印象に残る演奏が出来るようにしましょうるんるん

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2010年04月25日

急に背が伸びる時期 〜嬉しいような、大変なような〜

子供には、1〜2週間もしないうちに、ぐっと背が伸びる時期があります。

私のレッスンは1週間に1回ですので、子供たちに会う機会は7日に1回。
たった、7日で半ズボンから見える足がスラーと伸びていてビックリ!という事がよくあります。

そういう成長期は、ヴァイオリンのレッスンにも大きく影響します。
いままでできていたことが、急にできなくなったり、じっくり丁寧に練習することが我慢ならなかったり。
レッスン中、なぜか眠くてしんどくて、イライラする様子も見られます。

おそらく、急激な体の成長に、精神面がついていかない。心と体のバランスがとれず、戸惑っているようです。

今週も、そういうケースがありました。
急に体が大きくなって、少し体や指先が硬くなったのでしょう。音程がズレたまま、猛スピードで弾いている子に、

「このまま丁寧に練習しないと、『ジャイアンの歌みたい!』てお友達に言われてしまうよ!」

というと、

猛然と弾いていた手をとめて、少しシュンとした様子。

曲の中で、上手く音程のとれないD#の音の前に、四分休符を書かせて、「うん」と1拍お休みしている間に、左手の準備をさせる練習をさせます。

ただ曲を最初から最後まで通して弾くことが練習ではない。出来ない所をゆっくり繰り返し、体と頭に覚えこませることが本当の練習であることに、気づいてくれたでしょうかるんるん


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2010年04月10日

やっと形になってきました。

ヴァイオリンでは指板を押さえる左手は、とても強くて柔らかい筋力が必要です。

それは、経験年数が1年や2年で得られるものではありません。
ごくまれに、生まれ持って左手が強くて柔らかい子がいますが、そういう子なら熱心にヴァイオリンを練習すると1年半くらいで「様になってくる」ということもあります。


大人の方の場合は上腕の力は十分にあっても、子供に比べ指先が硬い。
いくらしっかり指板を押さえても、ぴたっと密着することができず、不安定。つまり左手が弱いということになります。



今週、私が嬉しかったことは、2年生になったばかりの女の子の左手が「様になってきた」こと。
指板を押さえる左手の中に、きれいに「丸いボール」が入っているような形になってきました。

ヴァイオリンを習い始めたのは4歳から。
体つきも華奢で、左の指先は細くてまるで小枝のようでした。

小さいときから繰り返し言って聞かせていました。

「ママとのお買い物でお荷物もつときは、左の手でもってね!」
「カエルさんの手みたく、ぺたっとしっかり押さえるのよ。」


クリスマス合奏の時は、10曲以上ある課題曲を、「それぞれ15回練習」を宿題にしたこともあります。


それらが身をむすび、やっと形になってきましたぴかぴか(新しい)

「左手よくなったね。がんばったね〜」

というと

「だって、いつもがんばらないとできないもの。ヴァイオリン弾いている間、息できひんわ」

といっていました。
子供なりにいつも精一杯の力を出していたのでしょう。
何事にも、全力で取り組む姿勢は、真似たいものです。


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2010年03月20日

be natural

ヴァイオリンを安定してきれいに構えられるようになるには時間がかかります。


ご存じのとおりヴァイオリンは肩にのせて、顎で挟む楽器です。
その時に、楽器が傾きすぎず、平らすぎず、肩あての両端が肩と鎖骨のあたりにがっしりとハマると安定します。

それには十分な肩甲骨の柔軟性、しっかりした背筋力と、あとは指板を押さえる強くて柔らかい筋肉が必要です。


格好つけようとか、張りきってアピールしたり、力に任せたりしない。
よく感覚を研ぎ澄ませて、ヴァイオリンに対して自然に体を合わせ、懸命に練習すると、1年もすればきれいなフォームを身につけることができます。


この「自然に」というのが子供達なりの競争社会(?)では難しいらしく、、長いことヴァイオリンをお勉強していても、楽器がアッチむいたりコッチむいたり。。(^_^;)
そこが、子供らしくてとっても可愛いのですが、安定して構えられるようになると、左手も早くしっかり押さえられますし、弓にも腕の重さを十分にかけることができ、よく楽器が鳴るようになります。


昨日は、1年生の女の子のレッスン日でした。

ヴァイオリンの勉強をはじめて1年弱。最初はボーイングで手首をコロがすのに悪戦苦闘。
しかし、じっくり取り組む性格の子で、大変ねばってボーイングを習得した後は、うなぎのぼりで上達しました。

昨日の課題曲は「ブーレ」
地道な練習の成果もあり、強さも柔軟性もついてきたのでしょう。
楽器がびたっと体にハマり、自然と弓をもつ肘が上がりました。

「弓のうごきに逆らわずに、しぜんに先まで弓を走らせて。おひさまの作るかげのように、地面に弓をおっことしてみたら」
とアドバイスすると、

通して弾いた後、一言。

「なんか台の上に乗った気がした!
なんかね、台の上にのって弾いた感じがしたんだってば。」


「うん。気持ちはよくわかるよ」

クスクス笑っているママに
「ホントなんだってば〜ダッシュ(走り出すさま)


肘をピンと張って、弓先まで伸び伸びと弾けたのでしょう。子供の感性は本当に素晴らしいものですね。
















posted by 住吉 光恵 at 19:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする